株式会社安成工務店

商業開発部 営業インタビュー

商業開発部  営業 赤松健二 顔写真 商業開発部  営業 赤松健二 顔写真

人口が減少している
地方都市の街のにぎわいを
取り戻すよう貢献したい

商業開発部 営業

2021年入社

赤松 健二

Q1.安成工務店に決めたきっかけはなんですか?

これまで働いてきたのは、おもに飲食店でした。
もともと東京の出身でしたので都内の焼肉店で社会人経験をスタートし、一時期は東北地方でワインの営業をしていたこともありますが、ある飲食店経営者からのお誘いで山口県に来てからは焼肉屋さんのホールや居酒屋さんの店長をさせてもらっていました。

しかし、大きな転機となったのは新型コロナウイルスです。
居酒屋の来店客が大幅に減り、勤務を続けることが難しくなり退職を余儀なくされました。
職業訓練を受け、浮き沈みの激しい飲食関係ではなく安定性のある業種・職種で働きたいという気持ちで就職説明会やハローワークなどに出かける中で出会ったのが安成工務店です。
そのとき、下関に来てから5年ほど経っていましたので安成工務店の名前は知っていましたが、あらためてホームページなども見て、しっかりしてそうな会社だなという印象を持ちました。

商業施設をはじめ建物の管理や営業はまったく経験したことがありませんでしたので、面接でもそのあたりを伝え採否を待っていたのですが、面接が終わってから2時間後には採用の連絡をいただきました。
全く未経験の自分を採用してくれるのはすごい決断力だと思いましたし、うれしかったですね。
あとから聞いた話だと職務経歴書などで経験的には問題なさそうだったので、面接では人柄などを確認させてもらったということでした。37歳の未経験者をこのスピードで採用するというだけでも、ある意味すごい会社だなと思いました(笑)
年齢や経験で躊躇せず求人に申し込んでよかったと思います。

Q2.未経験ということですが、最初に任されたのはどのような仕事でしたか?

赤松健二 業務風景

当社ではショッピングモールやスーパーマーケット、旅客船ターミナルなどの商業施設を管理していますが、そのうち数ヶ所の清掃業務を自社で行うことになりました。
アルバイトやパートの方を採用し、シフトを組んで清掃作業にあたってもらうのですが、その準備が最初の仕事でした。

前職までの経験で求人を出したり、マニュアルやシフトを作ったりするのはそんなに悩まずに済みました。
しかし、飲食店の清掃とは違いますので、どんな道具を使ってどうやって清掃を進めていけばいいのかわかりませんでしたし、社内にもノウハウはありませんでした。 先輩にも相談し、専門業者さんからもお話を伺いながらなんとか実現できましたが、初めて知ることも多かったです。

Q3.商業開発営業のおもしろさはどのようなところですか?

特に達成感を感じたのは、新規創業支援事業として私の提案が通ったときです。

当社で管理する空き物件を活用しながら創業希望者を支援するという計画で、トゥンカロンの販売を考えていました。
韓国発の進化系マカロンといわれ、当時流行のきざしを見せていたトゥンカロン販売のフランチャイズに関する新聞記事を見て、当社の事業として実現できないかと考えフランチャイズ本部のことを調べたり、収支などを計算したりしながら企画を立てていきました。最終的な役員稟議が無事に通ったところでその物件が埋まってしまったため、残念ながらあと一歩というところで出店には至りませんでしたが、自分の企画を認めてもらえたというのはうれしかったです。

現在、当社では全国の会員向けに「新建設業地方創生研究会」というセミナーを開催するなど「地方創生」にも力を入れています。既存物件の管理だけでなく、全国の建設会社さんなどから土地を紹介してもらって現地の業者さんとともにテナントを誘致するなど、人口が減少している地方都市の街のにぎわいを取り戻せるように、私自身も新規事業の提案などを通じて貢献していければと考えています。

Q4.この仕事の難しさはどのようなところですか?

まだ、これから身に付けることのほうが多いと思いますので、その意味ではこれから苦労することのほうが多いのかもしれません。

そのうえでですが、難しさを感じたのはあるテナントさんからの賃料交渉でした。
「新型コロナで売上が落ちて困っているんですが、なんとか賃料を減額してもらえないでしょうか」と相談を受けたときのことです。
私自身、その苦労を体験していましたので情を揺さぶられたこともあって上司とも相談して減額に応じたのですが…。

結局、そのテナントはすぐに解約となってしまいました。

それだけ苦労されていたのでしょうが、本当にこの対応がよかったのかどうか。
具体的にこれというのはすぐには浮かびませんが、もう少し根本的な改善策が提示できていれば解約せず営業を続けてもらえていたのではないかと思うことがあります。

赤松健二 業務風景

きっと、これからも考えるべきこと、考えさせられることは多いと思います。
うまく対応して会社の利益に貢献できるように、収支計画の作成や建築に関する知識をもっと深め、提案なども続けていきたいと思っています。