株式会社安成工務店

建築事業部 先輩後輩対談

後輩(太田尾健太)と先輩(佐々木聡) 写真

自分でできることが増えると
もっと仕事がおもしろくなる

PROFILE

建築事業部  施工管理 太田尾健太 顔写真

建築事業部 
施工管理

2021年入社

太田尾 健太

建築事業部  部長 佐々木聡 顔写真

建築事業部 
部長

2010年入社

佐々木 聡

Q1.現在はどのような仕事をしていますか?

佐々木

太田尾くんは入社して2年目だけど、今の現場が3件目だったよね。

太田尾

はい。最初に担当したのは途中段階からでしたけど14階建てのマンションでした。
その次が13階建てのマンションで、そこを途中で抜けて、今は10階建てのマンションを担当させてもらっています。

佐々木

今の現場は、まだ工事が始まってそんなに経ってなかったよね。

太田尾

今、基礎工事の前の杭打ちを行っている段階です。
現場では上司や協力会社の方々に教わることばかりです。

佐々木

いつも言ってるように現場監督という仕事は現場の安全管理や部材の発注、原価管理、協力業者さんとの調整とかしないといけないことは多いけど、突き詰めれば会社でいう社長のような存在なんだよね。
今は上司について仕事を覚えてもらっているけど、ゆくゆくは1人で現場をまわせる責任者になってもらいたいから、ひとつひとつの仕事を丁寧に確認しながら、しっかり取り組んでくださいね。

太田尾

ありがとうございます。
部長や上司からもよく「現場監督の仕事は確認業務だ」と言われていますので、そうしたことを意識しながら作業を行うようにしています。

対談風景

Q2.現場で気をつけていることがあれば教えてください。

太田尾

たとえば、前の現場では生コンを発注するときに数量拾いを間違え協力業者のみなさんにもご迷惑をおかけしてしまったことがありました。
そのときは多く発注してしまったので作業が止まることはありませんでしたが、もっと確認をすればよかったと思います。

僕がミスをしたときは上司の方が代わりに業者さんなどへ謝ってくれるなどフォローしていただいていますが、その後にどうすればよいのか、そもそもミスをなくさないようにするにはどうすべきかなど毎日勉強させてもらっています。

佐々木

この仕事は本当に確認が大切で、確認しすぎていけないということはないくらいです。
とはいえ、どうしても人間なのでミスすることはあるよね。
そのとき真摯に反省はしてもらいたけど、どうすれば再発防止につながるか部全体としても考えるから、自分を責めすぎないようにはしてほしいかな。
最終的に工事の責任は工事部長の私が持つ。
そう思っているから、現場ではしっかり確認しながら、でも萎縮することなく仕事に取り組んでほしい。

太田尾

ちなみに、部長の新人のころはどうでしたか?

佐々木

今の太田尾くんと同じ入社2年目で現場に出ているとき、わからないことばかりで仕事が夜遅くになることも多かったんだよね。
そんな中、夜遅くに鉄筋コンクリート製の個人宅の施工図を描いてたんだけど、大梁が1本、図面から抜けててね。
構造的に問題がないように対処してもらったけど、確認がどんなに大事かというのを痛感したよ。

太田尾

現場の安全や完成後の建物にも関係してくるので、本当に確認が大事ですね。

佐々木

そう。
例えば、マンション改修現場で足場が崩れたら?
クレーンで吊ったを足場用のパイプを数十メートルの高さから落としてしまったら?
不注意や小さなミスが大事故に直結する現場だから本当に気をつけないといけない。

太田尾

建築部門は一般住宅よりも規模が大きいので、余計に確認が大切ですよね。肝に銘じます。

対談風景

Q3.うれしかったことを教えてください

佐々木

なんだか仕事の大変さばかりを話をしてたけど、逆にうれしかったこととかあった?

太田尾

2年目なんで、まだまだ仕事の魅力とか喜びとかを見つけきれてないのかもしれませんが、施工主様から名前を覚えてもらっていたことです。
途中から入った現場でしたが、私に名指しで電話をかけてきてもらえたときは本当にうれしかったです。
今も覚えてもらえてたらいいなと思ってます。

佐々木

現場監督の補助としてではなく、一人の担当者として覚えてもらえたんだろうね。

太田尾

それと、まだ小さなものではあるんですが図面を描かせてもらって、それが実際に形になっていくのはうれしいというか、楽しいです。
自分でできることが増えると、もっと仕事のおもしろさを見つけられるんじゃないかと思いますので、まずは今の自分が置かれた状況の中でひとつずつ努力を積み重ねていきたいです。

佐々木

自分がしたことがよくも悪くも形になり、仕事の成果として残っていくのがこの仕事の魅力だろうね。
建築事業部が手がけるものは規模も大きく、場合によっては現場で延べ何千人という作業員や億単位のお金を動かすことになるから、成果も達成感も大きいと思うよ。

太田尾

そのためにも、まずはしっかりと実務経験を3年積んで1級施工管理技士の資格を取りたいです。 必ず1回で合格したいと思います。

佐々木

受験の勉強も、わからないことがあれば私とかまわりの人に聞いてもらえればいいよ。

それと、安成工務店といえば一般的にまだまだ木造建築とか住宅メーカーのイメージが強いと思うんだけど、ビル建築も得意だってことを広めていきたいんだよね。
そのためにもぜひ、太田尾くんにも自信を持って建築事業部の仕事に取り組んでもらって、安成工務店のビル作りに力を発揮してください。
きっと、これから色々な壁にぶつかることもあるんじゃないかと思います。
でも、困難を恐れることはなく、むしろそれを貴重な経験として学んでいってほしいかな。

それと太田尾くんはまだ、どうしても現場所長や協力業者の方から注意されると固まってしまうところがあるようなので、もし自分で納得していないことがあれば、たとえ自分が間違っているとしても議論すべきだろうね。
これは昔の自分を見ているようなところがあるから言っているんだけど、ちょっとしたきっかけで急成長するんじゃないかと期待もしてるよ。

太田尾健太 業務風景 佐々木聡 業務風景