株式会社安成工務店

住宅事業部 先輩後輩対談

後輩(石井里奈)と先輩(廣瀬宏幸) 写真

営業や工事現場の経験が、
設計への自信につながっています

PROFILE

住宅事業部  設計(デザイナー) 石井里奈 顔写真

住宅事業部 
設計(デザイナー)

2018年入社

石井 里奈

住宅事業部東ブロック長  山口支店マネージャー 廣瀬宏幸 顔写真

住宅事業部東ブロック長 
山口支店マネージャー

2008年入社

廣瀬 宏幸

Q1.安成工務店で働こうと思った理由はなんですか?

廣瀬

石井さんはどうして設計の仕事をしたいと思うようになった?

石井

私の実家、ある大手メーカーで建ててもらったんですけど正直嫌いだったんですよ。
間取りに無駄が多かったり、洗濯機から物干しまでとかの家事動線もなんでこんなに長いんだろうと思ったりしていました。
それに比べて、一時期おばあちゃんの家で暮らしたこともあったんですけど、そこは窓から畑が見えたり、いいなあと思うところが多かったんですよね。
時々おばあちゃんが「畑の野菜がちょうどいい頃だから夕飯に使おうかね」なんて言ったりして…。
きっと、そういうところから建築に興味を持ち始めたんだと思います。
高校を出て建築系の専門学校に通ってから、最初は地元の工務店に就職しました。

廣瀬

出身はたしか長崎だったよね?

石井

そうです。
長崎県で生まれ育ったので、山口県には中学校の修学旅行で萩に行ったくらいで、全然縁がない場所でした。

廣瀬

どうして山口県に来ようと思ったの?

石井

山口に行きたいと思ったんじゃなくて、安成工務店で働きたいと思ったから山口県に来たんです。
自然素材を使った家で自然と共に暮らすという考え方などを知って、ここで働きたい、ここで家を設計したい、と思いました。安成を知らなかったら山口県に来ることもなかったかもしれないです(笑)

廣瀬

安成工務店はただ家を建てるんじゃなくて、お客さまの暮らしを作る会社だから、そのあたりに共感してもらえたのかな。
前の会社を辞めてまで安成に入社して後悔しなかった?

石井

後悔してませんよ。
みんな仲がよくて働きやすいですし。
それに私、自分が思ったことをズバズバ言ってしまうタイプなんですけど、上司や先輩のみなさんも話を聞いてくれて優しいなと思ってます。

廣瀬

上下関係はあまり感じないかも。
もちろん、間違ったことなんかは上司や先輩として、しっかり注意したりしないといけないけど、そうじゃなければ、たんに役割が違うだけだからね。
それに、安成工務店の家づくりに共感しているスタッフが多いというのも雰囲気のよさにつながっているのかもしれない。
昔は上下関係が厳しく、若い人から見ると年が離れた上司は畏怖の対象だったみたいだけど、今はそんな感じはしないよね。

石井

廣瀬さんもですけど、役員のみなさんも、ときどき若い人からイジられてますよね(笑)

廣瀬

ときどき?

石井

あ、いつもですね(笑)

対談風景

Q2.今までに苦労したことや楽しかったこと、気をつけていることなどは?

廣瀬

入社してから苦労したり、楽しかったりしたのはどんなことだった?
設計だけじゃなく、営業や工事もひととおり担当してもらってきたけど。

石井

純粋に楽しいと思うのは住宅見学会で接客をするときです。
特に入社したばかりのころは私自身が見学させてもらっている気分で、どの家も素敵だなと思いながら接客をしていました。
来場されたみなさんも目を輝かせながら見学されているのがわかりますので、そんなお客さまを見るだけでも楽しいです。

廣瀬

自分たちが本当にいいと思える家を建てているからこそ、魅力を伝えるのも楽しいよね。

石井

逆に苦労したのは言葉でしたね。
現場で仕事をさせてもらったときのことですが、まず私自身が建築関係の言葉をあまり知らなかったので何度も聞き直してメモに取って覚えるようにしていました。
それと長崎出身の私にとって山口の方言もよくわからなくて…。現場の方が話されている言葉が建築用語なのか方言なのか迷うこともありました。
今は方言にも慣れましたが、たとえば職人さんが「お客さん、まだきちゃないねぇ」と言われたときには、「え、お客さんが汚い?」と思ったのを覚えています。汚いではなく「まだ来られてないね」ってことだったんですね。

廣瀬

年輩の方もいらっしゃるからね。

石井

あと、苦労ではないんですけど、最初は年齢的なことも気になりました。

廣瀬

どういうこと?

石井

家を建てようというお客さまは30代とか40代の方が多いですよね。
自分たちよりも年下の私が設計するということに対して「本当に大丈夫?」という感じで不安に思われる方もいらっしゃいました。
最近はそういうこともなくなりましたが、入社してすぐはよく感じていました。

廣瀬

それは年齢というだけじゃなくて、もしかしたら石井さん自身の不安がお客さまに伝わっていたのかもしれない。

最近は感じないというのは、それだけ石井さんが自信を持てるようになって堂々とお客さまの対応ができるようになったからじゃないかな。
お客さまから信頼も得ているようだし、お客さまアンケートでも「石井さんに担当してもらえてよかった」というコメントもよく見るよね。

石井

それだけ経験も積ませてもらったということかもしれませんね。
入社して最初に構造図のことを教えてもらえたこともよかったと思いますし、工事現場の経験も設計に活かせているんじゃないかと思います。

廣瀬

石井さんを見ていると、こだわりを持って家づくりに取り組んでいる感じだけど、設計で気をつけていることはあるの?

石井

そうですね、もちろんお客さまのご要望をなるべく叶えたいという気持ちはあります。
それにデザインにも気を使っているつもりです。
ただ、いちばん大切にしているのは、やっぱり住み心地のよさをどう実現するかですね。その意味では実家が反面教師になっているかもしれません(笑)
安成工務店の家づくりは自然素材にこだわっていますので、設計をするときも無意識に窓から外の自然に目が向いて、いつの間にか気持ちがほぐれているような、そんな家を提供できればいいなと考えています。

対談風景

Q3.住宅取得支援制度を使えば実体験をもとにお客さまと話をすることもできますね

石井

廣瀬さんのご自宅も安成のOMソーラーのおうちでしたよね?

廣瀬

そうだね。
住宅取得支援制度を使わせてもらってね。

石井

私はまだ利用させてもらっていませんが、実際に安成の家に住んでいるスタッフの方のお話は説得力が違いますよね。

廣瀬

やっぱり、住んでいるからこそわかることや伝えられることもあるからね。
私も新しいお客さまと話をするときに実体験をもとに説明させてもらうことが多いかな。
もちろん、以前安成で家を建てたOBの方々のアンケートや、毎年OB訪問させてもらったときに伺っている話をもとに説明することもあるけど、実体験のほうが伝わりやすい気がするね。

石井

いいものを「いい」と伝えられるのは後ろめたさもなく、仕事にウソをついていないという感じですよね。
私も、もっといい家を設計できるように努力したいと思います。
そのためにも一級建築士の資格は取りたいです。

石井里奈 業務風景 業務風景