株式会社安成工務店

建築事業部 施工管理インタビュー

建築事業部 施工管理 大原侑也 顔写真 建築事業部 施工管理 大原侑也 顔写真

施工管理の仕事は
毎日状況が変わっていくからこそ
特別な充実感を味わえます

建築事業部 施工管理

2017年入社

大原 侑也

Q1.安成工務店に決めたきっかけはなんですか?

工業高校の建築科出身ですが、入学したときはそこまで建築関係の仕事をしたいと考えているわけではありませんでした。
しかし、2年生のときです。ある建設会社のインターンシップに参加させてもらいました。
老人ホームの建設現場だったのですが、中に入って鉄骨などを見たときに「おおっ!」と衝撃を受けました。
その後、就職を考え始めたとき、学校には地元の工務店からも数社、求人票が届いていて、その中で迷うことなく安成工務店で働きたいと思いました。
昔から知っている名前でしたし、作っている建物のレベルの高さなどに魅力を感じたからです。

ただ、本当のことをいうと安成工務店は戸建住宅のイメージがありましたので、当然、自分も一般住宅の施工管理をするものと思っていました。
しかし、建築事業部の配属となり、最初は何をしている部署なんだろうというところから始まりましたが、いろいろな経験をさせてもらえ、今は結果として建築事業部でよかったなと思っています。

Q2.入社してから忘れられない出来事はありましたか?

教訓としている出来事があります。
入社1ヶ月目のことで、思い出すだけでも生きた心地がしないくらいです。

上司と一緒にアパートの建設現場に出ていたときのことでした。上司からお客さまに渡すマスターキーを預かっていたのですが、それをなくしてしまったのです。
思い当たる場所を探しましたが、どこにもありません。

普通の鍵であれば、扉ひとつ分の鍵を交換すれば済みますが、マスターキーはすべての部屋に共通するものなので、それだけでは済みません。
上司から初めて激しく怒られたのですが、「どうしよう」と思うばかりでした。最終的には夜暗くなってから上司に呼ばれ、「あそこに落ちていたぞ」と、そのマスターキーを手渡してもらいました。
上司は見つけてすぐに知らせることもできたと思います。でも、それだと私もこの出来事をあまり重く受け止めず、すぐに忘れてしまったかもしれません。
本当に大事なことだったので、私がいつまでも覚えていられるようにあえて夜まで待って知らせてくれたのだと思います。

おかげで、このときのことは今も忘れず、お客さまに渡すものなど大切なものは特に慎重に扱い、絶対になくさないように意識できるようになりました。

Q3.いまの仕事内容について教えてください

大原侑也 業務風景

入社5年目の今年から現場を1人で任せてもらえるようになりました。
初めて1人で担当したのは物流会社の倉庫兼事務所で、今はその現場が終わり、病院の新築現場に入っています。

上司と一緒に現場に入っていたときは「最悪、上司に聞ける」という思いがありましたが、1人だとすぐに聞ける相手がいないという緊張感があります。もちろん聞こうと思えば電話とかでも聞けるんですが、一緒に現場にいるかいないかという違いは大きいです。

これまで現場ごとに、違う上司や先輩と一緒に働いてきましたが、同じようなことをするにしても「この上司はこういうやり方で進めるんだ」「この先輩の進め方はこうなんだ」という違いもあり、それらを吸収してきたつもりです。

現場ごとに最適な進め方があると思いますので、慎重に確認を重ね、自分で十分納得いくまで理解したうえで、「あの上司はこうやっていたな」と思い出しながら作業するようにしています。

施工管理の仕事は、更地だった場所に新しい建物ができるまでお客さまのご要望や設計士の意図などを汲みながら最前線に立って行うものです。毎日状況が変わっていく中で現場作業がスムーズに進むように工程や品質、コストなどを管理していくのでその面では気が抜けません。
だからこそ、毎回建物が完成し、お客さまに引き渡せたときに「仕事をした!」という充実感を味わえています。そして今、1人で現場を持つようになり、上司と一緒だったときよりもその感覚はさらに大きくなったと思います。

自分が関わった建物は完成した後もアフターフォローでお伺いしたり、休みの日にそばを通ったりすることがあるのですが、そのたびにいろいろな思い出が浮かんできます。これからも、そうした思い出が増えていくことが楽しみです。

Q4.職場の雰囲気はどうですか?

先ほど「気が抜けない仕事」だと言いましたが、それはあくまでも仕事中の話です。
休憩時間など仕事を離れると上司や協力会社の方々と他愛もない話をしており、オンとオフがはっきりしています。
私のまわりには気さくな方が多く、現場でも同じ建物を建てる仲間として協力会社の方々とも年齢など関係なくフランクにお付き合いいただいています。

それと会社全体としては社員の健康に気を配ってもらえていると感じています。
たとえば、インフルエンザの予防接種を受けるときは会社が全額負担してくれることになっています。
また、私はタバコを吸わないので直接は関係ないのですが、禁煙外来を受診しようと思えば補助してもらえます。
健康管理は最終的に自己責任なのかもしれませんが、こうした気遣いをしてもらえるのはありがたいです。

大原侑也 写真

Q5.後輩との接し方で意識していることはありますか?

同じことを教えるのにも相手の理解度によって伝え方を変えたり、「自分はこう思うけど、どう思う?」と相手の意見を聞いたりするようにしています。
先輩や上司と比べるとまだ後輩と年齢が近い立場ですので、相談しやすいと思ってもらえるといいなと思っています。

逆に、まだ私が言えることではないかもしれませんが、後輩には自分の意見や感情を言葉に出してほしいと思います。
自分が出した答えが間違っていることもありますが、それでも「自分はこう思うのですが」と言ってもらえれば説明もしやすいですし、なにより本人の成長につながるのではないでしょうか。言葉にしないと、きっと聞かずに後悔することが出てくると思います。

私自身、これからいろいろな経験を積んで応用力を身に付けていきたいと思っていますので、後輩と一緒にもっと成長を続けていきたいです。